社内プロセスを構築したいけど、どういったところを決めていけばいいんだろう…。
頑張ってプロセスを作ったけど、文書ベースだとどうも分かりづらく、形骸化してしまった。
全然見てもらえてる感じがしない…(´・ω・`)
Stagesの連載第2回目は、そんなお悩みを解決するStagesのコンセプトとプロセス定義についてです!

Stagesのご紹介はこちら! 連載第1回目 “概要” はこちら
 

はじめに

プロセス定義はWordやExcelなど、文書ベースで行っているという企業様が多いかと思います。
図は添付するものの、基本的には堅苦しい文言を含んだ文字の羅列で構成された、参照するにはとっつきにくいプロセスなのではないでしょうか?
文書ベースのため抜け漏れが発見しづらく、また、管理の手間がかかるため、更新漏れも多いことがあります。
特に、文章は更新したものの、フロー図を更新し忘れていた。なんてことありませんか?
プロセス構築にリソースを割いたものの、いつの間にか形骸化してしまって、現場では属人化が横行しているなんてことも。

Stagesでは開発元のドイツ、Method Park社が提供するフレームワークであるメタモデルに基づきプロセスを構築していくことで、プロセスを見える化して管理することができるため、上記のような課題を解決することが可能です。

今回はStagesの基本になるフレームワーク、メタモデルについてご紹介し、それに沿ったプロセス定義の方法やバージョン管理についてお話しいたします。
また、Stagesならではの便利機能、プロセスモジュールについても簡単にご紹介させていただきます。

 

メタモデルとプロセス定義

メタモデルとは、Method Park社が長年のコンサル経験を元に開発したベストプラクティスのフレームワークです。
プロセスに必要な要素項目が用意されています。
それに従って入力していくことで、プロセスを分かりやすく見える化することができます。
それにより、プロセス管理者側も抜け漏れを防ぎながらプロセス構築することができ、また、プロセス使用者も理解を深めることができるため、プロセスに沿った作業を行いやすくなります。

メタモデル

メタモデルの一つ、Unified Configuration

プロセスの定義は、”Unified Configuration”と呼ばれるメタモデルに沿って行います。
アクティビティ(作業)やロール、作業成果物など、プロセスを構成する要素項目が型としてあるため、その型に対して要素を入力していくことで、プロセスを作り上げていくことができます。
また、そのような要素項目は互いに繋がりを持つことができます。
例えば、ソフトウェア開発計画書作成というアクティビティを実施した結果、ソフトウェア開発計画書という作業成果物ができあがる場合、そのアクティビティとしてのソフトウェア開発計画書作成に対して、アウトプットとしてソフトウェア開発計画書を関連付けることが可能です。
各要素間の繋がりが視覚的に表現されるため、きちんとプロセスを構成する要素が定義されているかも分かりやすいです。

 

ワークスペースとプロセスバージョン

Stagesでは、ワークスペースと呼ばれるフォルダのようなものでプロセスを管理します。
各ワークスペースは独立しており、そこに対してプロセスの定義を行っていきます。
ワークスペースは入れ子にすることも可能なため、組織に合った構成にすることで、より分かりやすくプロセスを管理することができます。

プロセスを管理するワークスペース

Stagesでは、標準プロセスだけを定義し参照する運用も可能ですが、標準プロセスをテーラリングし、プロジェクトやプロダクトなどに合わせることで、より現場で使いやすいプロセスにし、それを使用して作業を進めていくこともできます。
その場合は、標準プロセスを定義した場所とは別にワークスペースを作成し、そこに標準プロセスを複製し、そのワークスペースでテーラリングを行うことで可能です。
Stagesでのテーラリングについては、連載第5回目にて詳しくご紹介する予定です。お楽しみに!

また、ワークスペース単位でプロセスのバージョニングが可能です。
該当のワークスペース内のある時点でのプロセスをベースラインとして保存することができます。
プロセス使用者にどのバージョンのプロセスを展開するかも簡単に切り替え可能なため、プロセスの変更にかかる時間を削減する効果もあります。

ワークスペースごとにプロセスのバージョン管理が可能

嬉しい機能としてあるのが、バージョン間の比較機能です。
文書ベースでは、変更履歴として一部にまとめられることが多いと思いますが、Stagesではバージョン間の差異を視覚的に教えてくれます。
新しいバージョンが展開された際も、お知らせして差異を見せてくれるため、変更点の確認がしやすくなり、プロセスへの理解を促します。

 

プロセスモジュール

Stagesの面白い機能の一つとして、プロセスモジュールがあります。
定義したプロセスを部品化する機能です。
といっても、いまいちピンとこないかもしれません。

プロセスには様々な領域があります。
その領域を最初からまとめて一つのプロセスとして構築することもあるかもしれませんが、プロセス領域ごとに分けていた方が細かい単位で管理でき、修正の際にも、全体の大きな流れを止めずに、小さな範囲での修正で済みます。プロセスモジュールは、その小さな単位を管理しやすくする機能です。

例えば、各プロセス領域を統合して、一つのソフトウェア開発プロセスを構築するとします。
その際は、プロジェクト管理や構成管理、ソフトウェア設計などそれぞれの領域をそれぞれのワークスペースで構築して各ワークスペースをモジュール化し、統合先のワークスペースに追加することで、より細かい単位で作成したプロセスを簡単に統合することが可能です。

モジュール化で定義済みのプロセスを再利用

また、各領域のプロセスを定義する際に共通で必要な要素があるかと思います。(フェーズやロールなど)そのようなどんなプロセスにも共通して使用されるような要素もモジュール化することで、プロセスを一から作る際にもそのモジュールを組込むことで、共通部分は一から作らなくてもよくなります。

プロセスモジュールを利用したワークスペースの構成例

また、モジュールとして定義された元のモジュールが変更された際に、そのモジュールの追加先が、その変更を簡単に取り込むことができる点です。
例えば、共通要素の中で定義されている「検証フェーズ」がプロセスの見直しにより、「検証/妥当性確認フェーズ」になったという際に、元の共通要素のモジュールでその文言を修正して、そこから追加先にプッシュまたは、追加先からプルすることでその変更を追加先にも簡単に反映させることができます。
モジュール機能は奥が深く、この他にも様々な運用方法がございます。
ご興味がおありでしたら、ご相談いただければ、より詳細な運用方法のご説明なども実施させていただきますため、お気軽にお申し付けくださいませ。

 

実際の定義の流れ

ここまでで、以下のコンセプトや機能をご説明してきました。

  • メタモデルとプロセス定義
  • ワークスペースとプロセスバージョン
  • プロセスモジュール

それでは、実際にこれらをどのように活用してプロセスを定義するのかを簡単にご説明いたします。

  1. ワークスペースの構成検討と現状のプロセスからStagesに定義する要素の抽出
  2. ワークスペースの作成とメタモデルの設定
  3. 共通要素を定義し、モジュール化
  4. 共通要素をモジュールとして利用し、各領域ごとにプロセスを定義
  5. 各領域のプロセスを一つのワークスペースに統合し、標準プロセスとして定める

組織や元のプロセスの特性にもよりますが、おおまかにこのような流れでプロセス定義を行っていきます。

1で検討することは、プロセス全体の構成やStagesの運用にも関わるところとなるため、実際のStagesへのプロセス入力に取り掛かる前にもこのような活動が必要になります。

2では、プロセスを定義していくワークスペースを作成しメタモデルをUnified Configurationに設定します(デフォルト)。

次に、3ではプロセスを定義する際によく使用する要素を共通要素として予め定義し、モジュール化しておきます。

4では、そのモジュール化した共通要素を用い、各領域ごとにプロセスを定義していきます。プロセス定義(モデリング)の際、ダイアグラムは入力した情報に基づき、自動的に生成されるため手作業で作成することもなく、また、図の更新漏れも防ぐことが可能です。

そして、5でそのそれぞれで定義した領域のプロセスを一つのワークスペースにモジュールとしてインポートし、統合された一つの標準プロセスとして定めます。モジュールとしてインポートするプロセスのバージョンも選択可能なため、バージョン機能を上手く活用することで様々な組み合わせに柔軟に対応可能です。

 

さいごに

いかがでしたか?
Stagesには予めベストプラクティスの型が用意されています。
それに沿ってプロセスを定義していくことで、今まで苦労していた部分を大幅に分かりやすく、楽にすることができます。
さらに、プロセス定義だけでなく、その後のプロセス運用もグッと楽になる機能がたくさん備わっています。
それらの機能についてはまだまだこれからもご紹介していきますね。
デモやPoCも常時承っておりますため、是非お気軽にお申し付けください。

弊社ではStagesの紹介セミナーの他に、体感セミナーを実施しております。

こちらは、Stagesのコンセプトから機能、操作感を体感していただくためのものとなっております。
実際にStagesをご使用いただけるため、より理解が深まること間違いなしです!
是非、お気軽にお申込みくださいませ!
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
空気も乾燥してまいりました。温かいお茶などで喉をうるおし、お身体温めてくださいね。
ご自愛下さい。