
変更箇所から影響範囲を絞り込む。
Git、Subversionなどの構成管理ツールの差分情報と
Understandの構造データベースから
影響を受ける関数リストを作成するツール

派生開発モデルの効率化に必要なこと
よく知られているV字プロセス。前半は「設計フェーズ」、後半は「テストフェーズ」に分かれます。

派生開発における「設計フェーズ」では、これから行う変更がどこまで影響を及ぼすかを正確に見極めた上で変更を行う必要があります。その一方で、派生開発における「テストフェーズ」では、実際にコード変更を行った後、その変更による影響がどこまで波及するかを特定した上でテスト範囲を定める必要があります。
どうやって影響範囲を見極めるのか
SVNやGitなどの構成管理ツールを使用することで、ソースコードの変更前後の差分情報を取得することができます。また、ソースコードの変更箇所が分かれば、ソースコードの構造解析情報から、変更された箇所が影響を及ぼす個所を特定することが可能になるはずです。
これを実現するのが、影響範囲特定ツール「Kentauros」です。
影響範囲特定ツール「Kentauros」は、SVNやGitなどの構成管理ツールから得られるバージョン間の差分情報から変更箇所を特定し、さらに変更箇所の影響を受ける個所を構造解析ツールのデータベースから導き出し、テストを行うべき範囲を特定することができます。

影響範囲特定ツール「Kentauros」は、差分情報と構造解析情報をもとに、最終的に影響を受ける関数のリストを出力します。この関数のリストは、そのままDTシリーズ製品にインポートすることで、影響を受ける関数に対しテストポイントを挿入することができます。
影響範囲特定ツール「Kentauros」の活用シーン
① 規模の大きいソースコードのテスト範囲の特定
規模の大きいソースコードでは、変更による影響範囲の特定作業も非常に時間の掛かる作業となります。
このような大規模な環境下でも、影響範囲特定ツール「Kentauros」を使用することで、影響範囲の特定作業を短縮化でき、さらにテストすべき範囲の特定も可能となります。
② CI環境への適用
影響範囲特定ツール「Kentauros」をCI環境に組み込むことで、DTシリーズ製品を使用した動的テストのCI環境を構築することができます。以下は、変更によって影響を受ける個所に対してテストポイントを挿入するCI環境の構築イメージです。

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