テストポイントとドライバについて

ドライバとは、テストポイントが実行された時にターゲットのI/Fを実行してテストポイントの情報をDBOX+TraceもしくはPCに出力する、という役割を果たすものです。DT+Traceでデータを取得する際にはターゲットのソースコードと一緒にビルドする必要があります。

1. サンプルドライバを入手してください

ドライバはソースファイルとなっており、接続方式ごと、もしくはターゲットのOSごとに弊社でサンプルを用意しております。 サンプルドライバダウンロードからお使いのターゲットのOSと接続方式選択しダウンロードしてください。

2. テストポイントとドライバの関係


テストポイントがDT+Traceによって挿入される際、DT+Traceは同時に専用のヘッダファイルの生成と、そのヘッダファイルのインクルードを行っています。
DTxTrace_DTHeaderFile

ヘッダファイル内では、ターゲットコード内のテストポイント文字列を以下のように"_TP_BusOut"関数としてdefineしています。
DTxTrace_TPDefinition

これにより、テストポイント通過時に"_TP_BusOut"関数が実行されるという仕組みです。

3. ドライバのカスタマイズ


DT+Traceのアプリケーションでケアする範囲は上述のdefineまでです。"_TP_BusOut"関数内部(ドライバ処理=ターゲット機器のI/Fを実行する部分)はターゲット機器に依存しますので、以下のサンプルドライバの必要な箇所をカスタマイズしていただく必要があります。
-> GPIO4Bit/GPIO2Bit/SPI/I2C接続導入手順
-> Ethernet接続導入手順
-> ファイル書き出し接続導入手順

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