チュートリアル

Step3. ドライバのリンク

ログデータを出力するために、DT-Win 用のテストポイントドライバをプロジェクトにリンクします。
本項目では、開発環境に「Visual Studio」を使用していると仮定し、説明いたします。

まず、 ドライバDLLを、アプリダウンロードページからダウンロードします。
DT-Winでは、用途別に複数のドライバを用意しております。
ダウンロードしたファイルには、以下の3種類がございますので、お客様のターゲットの性質に応じて、ドライバを選択してください。

DriverLib.MultiThread フォルダのDLL

オーバーヘッドを極力抑えるように設計しています。

ターゲットのパフォーマンスにほとんど影響を与えませんが、代わりにバッファフルの発生率が高くなります。

DriverLib.WriteLock フォルダのDLL

バッファフルの発生をできるだけ抑えるように設計しています。

テストポイントの取りこぼしが少なくなるため トレースログデバッグやカバレッジ測定向きですが、代わりにテストポイント1つあたりのオーバーヘッドが大きくなります。

DriverLib.SingleThread フォルダのDLL

テストポイントがひとつのスレッドからのみ出力されることを前提とした、最も高いパフォーマンスでトレースが可能なDLLです。

複数のスレッドからテストポイントが出力された場合、レポートに表示される時間が前後する可能性があります。

また、それぞれのフォルダ内には、ターゲットのプログラミング言語やアーキテクチャなどによって、さらにドライバDLLを分けています。
プログラミング言語により、ドライバDLLのリンク方法が異なりますので、お客様の環境に合わせて設定方法をご確認ください。