チュートリアル

① フローティングライセンスの構成

この項目では、フローティングライセンスの導入手順を説明していきます。

動的テストツールのフローティングライセンスシステムは、Flexera Softwareが販売するライセンス管理システム「FlexNet Publisher (旧製品名:flexlm)」を使用しています。
フローティングライセンスシステムの構成としては以下の図の様になっています。

ライセンスサーバーは、「lmgrd.exe」と「hldcd.exe」の二つのツールで構成されています。
「lmgrd.exe」は、Flexeraが提供するベンダー毎のライセンスマネージャ管理ツールです。
「hldcd.exe」は、Flexeraが提供する雛形ソースにハートランド・データ独自の情報を加えた、ベンダーデーモンです。
サーバPCとは、これらのフローティングライセンスを管理するツールが動作するPCのことを指します。
(Windows Server等のOSである必要はありません。)

クライアントPCで、DT10.exeが実行されると、クライアントPCの指定の場所に置かれているライセンスデータにアクセスし、サーバー情報や許可されているエディションを参照します。
そのサーバー情報に従ってライセンスマネージャー(lmgrd.exe)にアクセスし、ベンダーデーモンの情報を求めます。
そのベンダーデーモンの情報からクライアントPCのアプリケーションは、ベンダーデーモン(hldcd.exe)にアクセスします。
ベンダーデーモンは、サーバーPCにあるライセンスデータを参照し、ライセンスの許可、または禁止をクライアントに返します。

 > ②ライセンスサーバのセットアップ