2023/9/20
2023/10/6
製品
DT+Trace, DT10, DT-Win
カテゴリー
How-to
タグ
テストポイント, 変数, 設定
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引数属性(Argument型)の変数値出力ポイントを自動挿入する
テストポイントの自動挿入時に指定のプロパティを設定することで、「引数属性(Arg属性)」の変数値出力ポイントの自動挿入が可能です。
こちらの機能を使用することで、各関数の引数に対して変数値出力ポイントの挿入が自動で行われます。
変数値出力ポイントのプロパティについて
変数値出力ポイントは以下の2種類のプロパティに分類されます。
オプション | 機能 |
---|---|
引数 (Argument型) | 変数プロパティに属する、引数に特化するテストポイントです。 テストポイント自動挿入機能によってのみ生成され、関数のテストプロパティとして管理・運用します。 |
変数 (Variable型) | ソース内の任意の位置に挿入(手動挿入)できるメモリダンプ用テストポイントです。 他のステップと同様に、関数内のステッププロパティとして管理・運用します。 |
例えば、こんな時
■ 関数の引数で渡された値が実機の挙動と合っているかどうかを確認したい
■ 関数の数や引数の値が多い場合に変数値出力ポイントを自動で挿入したい
手順
- 「DT+Traceメニュー」>「ファイル」>「プロジェクトの設定」>「自動挿入設定」>「共通」>「挿入アルゴリズム」>「Argテストポイントを挿入する」を「True」に変更します。
- 「プロジェクトの設定」>「プロジェクトのプロパティ」>「オプション」>「レポートデータ」>「変数値出力時のバイト順」を「Lo/Hi(Little Endian),Hi/Lo(Big Endian)」のどちらかに設定します。(表示バイト順の設定はいつでも変更可能です。)
- 設定が完了したら、「完了ボタン」より「確定して新規挿入」を選択します。
オプション | 機能 |
---|---|
Big Endian (ビッグエンディアン) | 複数のバイトで構成されるデータを、上位バイトから下位バイトの順に取り扱う手法のことです。 |
Little Endian (リトルエンディアン) | 複数のバイトで構成されるデータを、下位バイトから上位バイトの順に取り扱う手法のことです。 |
- プロジェクトに登録されているソースコード上の、各関数の引数の値に応じて変数値出力ポイントが自動で挿入されます。
注意事項
- ソースファイルがJavaの場合、引数属性(Arg属性)のテストポイントを自動挿入すると、クラスの各メソッドの引数がJavaの標準的な整数型以外の場合は変数値出力ポイントの挿入対象になりません。
(新規挿入対象となる型:int型/byte型/char型/short型/long型/boolean型) - 上記以外の型を指定する場合は、サンプルドライバをカスタマイズする必要があります。「DtTestPointValue」の第3引数の型を任意の型で新規のメソッドとして定義いただき、該当変数を「1Byteずつ」格納する形に変更していただく必要がございます。
- サイズは引数に合わせて変更してください。正しく設定されていない場合、変数値の表示や評価に影響します。