チュートリアル
ファイル書き出し方式において、通常のテストポイント情報を取得する為に、
ドライバファイルをカスタマイズする方法を説明します。
ドライバファイルをカスタマイズする方法を説明します。
1.データフォーマット
ファイル書き出しは、大きく4つのデータフォーマットがあります。各データフォーマットを説明します。
▼4Byte Data Format
▼8Byte Data Format
▼16Byte Data Format
▼18Byte Data Format
8Byteと16Byteのデータフォーマットでは、Addrと時間データのサイズがカスタマイズできます。
変更できる範囲は、Addrが 2Byte or 3Byte、時間データが 1Byte~8Byteになります。
また、16Byteのデータフォーマットにおいて、EventIDは環境に合わせて、使用可否が選択できます。
2.サンプルドライバのカスタマイズ
ダウンロードいただいたドライバファイルは、ターゲット環境に合わせて、下記の内容を変更します。
2-1.ターゲット環境での符号なし32bitの型名指定
通常は変更不要です。符号無し32bitの型名を記載します。
もしこちらの項目を変更した場合は、DT10アプリ側の設定も変更する必要があります。
/*==================================================================*/ /* Macro: DT_UINT */ /* Desc: Please change Test Point argument type for DT10 Project setting. */ /*==================================================================*/ #define DT_UINT unsigned int
2-2.ファイルの保存先設定
ターゲット環境に合わせてfopenの際、ファイルを生成するPathを設定します。
ファイル名は任意ですが、ファイルの拡張子は、必ず'dat'に設定してください。
/*==================================================================*/ /* Func: _TP_BusOut */ /* Desc: Called by Test Point */ /*==================================================================*/ void _TP_BusOut( DT_UINT addr, DT_UINT dat ) { unsigned char buff[16] = {0}; #if DT_EVENT_INFO unsigned long long time; #else unsigned int time; #endifif (BusoutMode == 0) { /* Customize File Path */ dat_file = fopen("ConvertData.DAT", "wb+"); if (dat_file == NULL) { return; } if (!QueryPerformanceFrequency(&liFrequency)) { printf("Error : QueryPerformanceFrequency\n"); } QueryPerformanceCounter(&start_time); BusOutModeSet(1); }/* time data(Customize) */ QueryPerformanceCounter(&now);
3.ターゲットのコンパイル
お使いの開発環境に、カスタマイズしたドライバファイルを追加します。
コンパイルしていただき、問題なくターゲットが動作するかを確認します。