外部トリガーを使用した波形取得方法
CONTENTS
1. 外部トリガー入力ピンとの接続
DBOX+Analogに接続されている「Probe Board」(プローブがつながっている基板)上に、以下のように外部トリガーをDBOX+Analogに入力するためのピンが用意されています。
TRG1-4の4つのポートが用意されていますので、外部トリガーの出力側と接続してください。なお、TRG1-4はそれぞれ以下のように割り当てられていますので、目的に合ったものを使用してください。
TRG1・TRG2 | DT+Analog波形取得の開始と停止用のトリガー(設定条件と合致したときに波形取得の開始・停止) |
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TRG3 | サンプリング用の汎用トリガー(設定条件と合致したときにサンプリング) |
TRG4 | DT+Traceのテストポイント通過検出用のトリガー(テストポイント通過時にサンプリング) |
2. トリガーのパターンと設定方法
各トリガーに対して、条件の設定などはDT+Analogアプリケーションで行います。それぞれのトリガーについて紹介します。なお、以下の設定画面は「トレース実行」ウィンドウの開始の「収集設定」ボタンをクリックすると表示されます。
また、下記の例のようにトリガーやサンプリング方法を設定したあとは、DT+Analogで波形の取得開始の状態にしておきます。これにより、設定した内容で波形取得の開始・停止、もしくはサンプリングが行われます。
TRG1・TRG2:トリガーによる波形取得の開始と停止
TRG1・TRG2では設定した外部トリガーのエッジを検出した際に、DT+Analogでの波形取得の開始と停止が行えます。以下のように設定することが可能です。
TRG1・TRG2の両方をトリガーとして使用することも可能です。その際は、TRG1・TRG2の条件をどちらも満たした場合(AND)と、どちらかを満たした場合(OR)を指定することができます。それぞれ以下のようになります。
TRG3:トリガーによるサンプリング
TRG3は設定した外部トリガーのエッジを検出した際に、DT+Analogでの波形サンプリングが行われます。以下のように設定することができます。
TRG4:DT+Traceのテストポイントをトリガーとして使用する
TRG4はDT+Traceのテストポイントを通過したことを検出してDT+Analogがサンプリングを行うためのトリガーです。DT+Analogアプリケーション上で細かい設定はありませんが、DBOX+AnalogのTRG4に対して、ターゲット機器のDT+Traceで使用するCSラインが接続されることを想定しています。