2025年7月31日に東京會舘で開催された「PROCESS INSIGHTS JAPAN 2025」に、弊社も出席いたしました。本イベントは、プロセス管理の最新動向やプロセス管理ツール Stagesのユーザー様の活用事例が共有される、大変貴重な機会となりました。
本レポートでは、「参加したかったけれど、都合がつかなかった…」という皆さまのために、当日の会場の様子や、弊社が登壇した講演のハイライトをご紹介いたします!
複雑化するソフトウェア開発の課題解決に繋がるヒントや、Stagesが提供する価値を具体的にお伝えいたしますので、ぜひ最後までご一読ください。
CONTENTS
PROCESS INSIGHTS とは?

「PROCESS INSIGHTS」は、UL Solutions社がグローバルに開催しているStagesのユーザーカンファレンスです。日本では2023年からオフラインでの開催に移行し、今回は東京會舘を会場として開催されました。
講演後にはネットワーキングディナーも開催され、Stagesをご検討中の企業様も交えて、参加者同士が活発な情報交換を行う有意義な交流の場となりました。
講演レポート:プロセスを“運用できる”組織へ – ALM連携と監査対応の最前線 –
今回の弊社の講演では、「プロセスを“運用できる”組織へ – ALM連携と監査対応の最前線 –」と題し、お話しさせていただきました。

ソフトウェアを中心とした開発現場では、グローバル化や開発手法の多様化に伴い、プロセス管理の複雑性が増しています。また、ISO 26262をはじめとする各種国際規格への準拠も、企業にとって重要な課題です。
こうした背景を踏まえ、本講演では「いかにして変化に柔軟に対応し、効率的なプロセス運用を実現するか」をテーマに、課題提起と解決策を提示しました。
モデルベースのプロセス管理ツール「Stages」
講演では、従来の文書ベースのプロセス管理が抱える限界を指摘し、解決策としてモデルベースのプロセス管理ツールであるStagesを紹介しました。
文書ベースではプロセスが見えにくくなりがちですが、Stagesを使うことで、プロセスが「見える化」され、より効率的で一貫性のある改善が可能になります。
このモデルベースのアプローチこそが、複雑なプロセスを柔軟に運用し、効率とコンプライアンスを両立させる鍵となります。
Stagesの強み
続けて、Stagesの主な強みとして以下の3つを紹介しました。
- ALMツールとの連携
JIRAのようなALMツールと連携することで、エンジニアはプロセスを意識せずとも、日々の作業が自動的にプロセスに準拠するように。作業の実行状況も見える化されるため、プロセス改善のPDCAサイクルを回しやすくなります。 - コンプライアンスマッピングと監査対応
規格とプロセスの関係を明確に示し、監査に強い体制を構築できます。複数の規格に同時に対応できるため、コンプライアンス維持の負担を大幅に軽減します。 - Automotive Process Framework (APF)
自動車業界に特化したベースプロセスコンテンツで、各種国際規格との関係性を踏まえたテンプレートやチェックリストを提供。これにより、プロセス構築にかかる時間とコストを大幅に削減します。
講演終了後には、多くの方が講師のもとにお越しくださり、直接お話をさせていただきました。「とても参考になった」「Stagesの概要や必要性がよく理解できた」と直接お声がけいただけたことは、大変嬉しい体験でした。
また、今後の導入検討に向けたご相談も数社からいただくなど、本講演が皆様の課題解決の一助となれたことを実感しています。
【大好評の講演がWEBセミナーで再登場!】
もっと開発プロセスを管理・運用しやすくするために ~開発プロセスをALMツールと統合するはなし~

本イベントでご好評いただいた講演と同じテーマの内容を、弊社のWEBセミナーでも実施いたします!当日ご参加いただけなかった方や、記事を読んで関心を持たれた方、もう一度内容を聞きたい方は、ぜひセミナーページをご覧ください。
賑わいをみせた展示ブース

講演後のネットワーキングディナーでの展示ブースにも多くの方がお立ち寄りくださいました。来場者の皆さんと直接お話しできる貴重な機会となり、私たちも大変嬉しく思っています。 ブースでは、Stagesのパネルやカタログ、その他にも、弊社製品のひとつである 組込み開発向けテスト自動化プラットフォーム AUTOmealのリーフレットもご用意しました。
AUTOmealは、Raspberry Piを活用したテスト自動化ツールです。スモールスタートから拡張まで柔軟に対応でき、工数削減と品質向上を同時に実現します。AUTOmealの詳細はこちらからご確認ください。
また、その場でご覧いただけるStagesのデモもご用意。製品の価値や活用方法について理解を深めていただく良い機会となりました。




まとめ
今回の「PROCESS INSIGHTS JAPAN 2025」は、Stagesユーザーの皆様や、これから導入を検討されている方々と直接お話しできる貴重な機会となりました。 講演や展示を通じて、今後の製品開発にはプロセスライフサイクルのスピードアップと柔軟な運用が不可欠であることを改めてお伝えしました。そして、それを実現するためにStagesを活用したモデルベースのプロセス管理が、コンプライアンスと効率を両立させる有効なソリューションだと考えています。
Stagesについてより詳しく知りたい方は実際にStagesを操作して使用感を体験できるセミナーもご用意しておりますので、以下のリンクからぜひご参加ください。
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