「動的」新時代 Vol.1 ~ハートランド・データと3つのD~
「動的」
新時代
Vol. 01
ハートランド・データと
3つのD
ついに、動的テストツールDT+が発表になりました!DT+のブランドロゴは、「3つのD」が組み合わさった形になっているのですよね(右図参照)。「3つのD」にはどんな意味があるのでしょうか。
DX(デジタルトランスフォーメーション)と Diversity(多様性) そして Dynamic(動的)です。
ありがとうございます。今日は、落合社長がどんなことを考えてDT+の開発に至ったのか、また、これらの「3つのD」に込めた想いをお聞きしたいと思います。
さっそくですが、ズバリ、なぜ新しい動的テストツールを出そうと考えたのでしょうか?
DT10を出して10年。(※1) 次の新しい製品を提供したいというのがまずあって。
動作しているソースコードの中で、”どの部分が動いているか”わかるようにしたいっていうのが、従来のDTシリーズ。ソフトウェアエンジニアが一番大切なソースコードにフォーカスした、ソフトウェアエンジニアのためのテストツールだよね。
※1 動的テストツールDT10は2019年5月に10周年。2020年には11周年を迎えた。
次に何を考えるかというと、実際に動いている機械や製品の、電気・回路の動きだとか、ハードウェアの動きがわかるように、もっとできることを広げたい。もっと多様性のあるハードウェア群を作りたいなと思った。
なので、今回は新しくハードウェアとしてAnalog Box(※2)を独立させて、なおかつ、カメラ機能を取り入れるという提案をしました。
※2 Analog Box:DTシリーズのオプションユニット。CPU周辺のセンサやポートなどのハードウェア状態(電圧やロジック)が計測可能。プログラムのトレース結果と連動させて確認できる。
詳細は10月中旬公開予定。
生産現場には不良率って考え方があって、1万台とか10万台とか商品量産すると、そのうち数パーセントは不良品が出る。それを抑えるにはどうしたらいいのだろう?って考えています。生産現場の不良率を下げたい。
実際に長時間動かしてみて、問題が起きないのかっていうことをテストする必要があるでしょ。でも、ひたすら「手作業で」テストするの?って。ツールを使ったテスト自動化がDXの一つの方向性なんじゃないですかね。
でも、それはソフトウェアだけじゃ解決できないよね。DT10のDynamic Tracerだけだと力不足。
部品のばらつきって、電圧信号や電流に現れてくるじゃない。だから、ハードウェア回路の動きだとか、実際に何が起きているのかっていう映像の力だとかが必要になってくる。
あとで、それぞれ取得したデータをマッチングできるようにしていて、何時何分何秒にこのデータが出たよっていうことがわかるようになっています。従来のDTシリーズから、Dynamic(動的)の基本はタイムスタンプ。そこの基本路線は、DT+でもずらしていません。
あと、DBOX+Analogもコンパクトになっているので、重たいデジタルオシロを持って帰る必要がなくなって楽になるよね。
DXの肝って、デジタルの力を使って今までやっていたことをやらなくすることだと思うんですよね。「やり方を変える」ではなく、「なくす」。なので、そういう視点でDXを進めるべきだと思っています。ぜひDT+を活用してください。そのための提案も弊社はしていきます。
DT+も商品群をこれからも拡張していきますが、我々はリアルな時間軸を大切にしていきます。これからもご期待ください。
※ネタバレになってしまうので伏せさせていただきました
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