ブログや展示会、メルマガ、ご紹介などからStagesにご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
デモや紹介セミナーにご参加くださった方もいらっしゃるかと思います。
ただ、限られたお時間でのご紹介になるため、なかなか具体的な機能や運用のイメージが付きづらい
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方々のためにも、Stagesをより深く知っていただこうと思い、Stagesの機能や運用についてのブログ連載を始めることにしました!
Stagesでのプロセス運用の概要
これから続く連載を、より効果的にお読みいただくために、Stagesでのプロセス運用の全体的なイメージをお持ちいただけたらと思います。さっそく、Stagesとはどういったツールなのか基本に立ち返ってご紹介します。
Stagesとは
StagesはUL Solutions社のプロセス管理システムで、ハートランド・データは国内の正規代理店です。
オンプレミス (AWSなども可) で自社運用するか、UL Solutions社のSaaS環境を利用するかを選択でき、Webブラウザからアクセスが可能です。
効果が実証されているフレームワークに沿ってプロセスを見える化しながら構築することができます。
ただプロセスを見える化するだけでなく、バージョン管理やテーラリング、規格要件との対応をサポートするマネジメント機能も備えており、プロセスを一元管理できるシステムになっています。

Stagesの成り立ち
Stagesの開発者はiNTACSの共同創始者で、SPICEの定義を担当するワーキンググループのリーダーでもありました。
そのような背景から、長年のプロセスコンサルティングで多くの実績を有しています。
そのプロセスコンサル経験を元に構築されたシステムがStagesです。
ざっくりとした運用の流れ
大まかに、Stagesでは以下のような流れでプロセスの定義から規格対応、展開、プロセスに沿ったプロジェクトの実施、そこから得たフィードバックによるプロセスの改善ができ、プロセスマネジメントライフサイクルの一元管理を可能にします。
- Stagesをサーバにインストールする (or UL Solutions社のSaaSを契約する)
- プロセスの全体像を検討し、標準プロセスを定義する
- 規格に準拠するものはプロセスと規格要件を紐づける
- プロセスリリースに自動化を組込み、迅速にプロセスを展開する *****************標準プロセス構築終了********************
- 標準プロセスを複製し、プロジェクトプロセスをインスタンス化する
- テーラリングを実施し、プロセスをプロジェクト向けにする *****************プロジェクトプロセスへのテーラリング完了********************
- プロセスを参照し、それに沿って作業を実施する (ツール連携でタスクのチケッティング可)
- 実際の作業成果物を登録し、進捗や順守度を確認する (ツール連携でリポジトリの参照可)
- レポート機能で規格対応のエビデンスやプロセス、ツールのデータを分析する
- コメント、フィードバック機能で、より現場に則したプロセスへ改善する
Stagesを導入する効果としては、プロセスを見える化することで、プロセスの抜け漏れを発見したり、作業者にプロセスを受け入れられやすくする他にも、対応する規格とプロセスを結びつけることで、規格対応プロセスの構築にかかる時間や監査の際のエビデンスを用意する手間を減らすこともできます。
また、チケット管理ツールにプロセスをチケット化することで、作業者にプロセスを参照させやすくし、プロセスへの順守度を向上させます。Stagesを用いることで、この他にも様々な効果を得ることができますが、それはまた別の機会に詳しくご紹介させていただきます。


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プロセス管理システムStages(ステージズ)
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今後の連載について
今後の連載のコンテンツとしては以下になります。(変更の可能性もあるため、ご了承ください。)
第1回 -Stagesでのプロセス運用の概要と今後の連載について-
こちらの記事です。
第2回 -Stagesのコンセプトとプロセス定義-
Stagesの基本になるフレームワーク、メタモデルをご紹介し、それに沿ったプロセス定義の方法やバージョン管理についてお話しします。また、Stagesならではの便利機能、プロセスモジュールについてもかんたんにご紹介するので、プロセスの定義、更新作業で時間を食われている…という方におすすめの記事になります。
第3回 -規格とのマッピング-
規格対応を求められているお客様に是非おすすめの機能、コンプライアンスマッピング機能をご紹介します。こちらの機能をご利用いただくことで、規格対応をより円滑に進めていただくことが可能になります。Stagesの推し機能のひとつなため、監査工数を減らしたい、A-SPICEのLevel3を達成したい、など規格対応活動をされている方は必見です。
第4回 -標準プロセスの共有-
標準プロセスを構築後、エンドユーザに展開する際の機能についてご紹介します。ここでもプロセスバージョンについてのお話の他、プロセスをリリースする際の承認などの手間を減らすプロセスリリースオートメーション機能についてもご案内します。プロセスの改訂、承認に時間を取られているという方は是非ご覧ください。
第5回 -プロジェクトプロセスへのテーラリング-
標準プロセスを元に、実際のプロジェクト向けのプロセスへとテーラリングしていく際の機能についてご紹介します。テーラリングのバラツキ、属人化に課題を感じている方におすすめです。
第6回 -プロセスのモニタリング-
Stagesは、見える化したプロセスを展開するだけではありません。チケット管理ツールへのプロセスタスクのチケッティングや、CMSへの作業成果物の登録により、プロセスの観点からプロジェクトをモニタリングできる機能などをご紹介します。Stagesにおいて、プロセスをプロジェクトで「使う」とはどういうことかをご理解いただけると思います。
第7回 -フィードバックの収集-
プロセスを定義して終わりではなく、継続してプロセス改善を行えることがStagesの強みです。フィードバックを元に改善サポートする機能をご紹介します。プロセスが作りっぱなしで形骸化してしまっているというお悩みをお持ちの方におすすめです。
さいごに
いかがでしたか?
プロセスが奥深いもののように、プロセス管理システムStagesもまた奥が深いツールです。
これからの連載で、現状ふわっとしてるところを少しでもはっきりさせることができたらと思います。
引きつづきお楽しみに!!
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