動的テストツール「DT」シリーズは、ソフトウェアの動きを長時間トレースし、多彩な解析機能で「ソフトウェアを見える化」するツールです。さて、その動的テストツール「DT」シリーズには、以下の4つのラインナップがあります。

・動的テストツールDT10
・動的テストツールDT10 Automotive Edition
・動的テストツールDT-Win
・動的テストツールDT-Storage

4つもラインナップがありますので、現在使用している環境ではどのツールが適切なのか、迷ったことはありませんか?そこで今回は、動的テストツール「DT」シリーズの各製品の特徴をご紹介したいと思います!

DT10

「DT」シリーズのラインナップの中で、最初に作られ、ベースとなっているモデルが「DT10」です。汎用性、拡張性に優れたオールインワンモデルで、主に組込みソフトウェア開発の現場で使われています。

●開発環境を選ばない汎用性

動的テストツール「DT」シリーズは、テストポイントという専用のログ取得用のコードを入れ、コンパイルし、実機を動かしてトレースすることで、テストポイントの通過箇所のログを取得します。そのログにより、実際に実行されているプログラムの挙動を動的に解析できます。

DT10の使い方

テストポイントを入れて、ログを収集・解析するというシンプルな仕組みですので、OS・CPUに依存せずに使用できます。特に、DT10は、ターゲットとの接続方式を複数用意しているので、様々な環境がある組込みソフトウェア開発で、ターゲットに合わせて使用することができます。

●多彩な解析機能で様々なシーンで活用

取得したログ(レポートデータ)をもとに、「不具合解析」、「動的コードカバレッジ計測」、「性能測定・パフォーマンス改善」など、様々な視点から解析することができます。様々な課題が発生するソフトウェア開発の現場で、幅広く活用していくことができます。

DT10活用シーン

DT10 Automotive Edition

「DT10 Automotive Edition」は、「DT10」の上位版の製品です。その大きな特徴が、機能安全規格「ISO 26262」および「IEC 61508」のツール認証を取得済みという点です。DT10 Automotive Edition を使用すれば、規格準拠のカバレッジを動的に計測することができます。

●構造解析エンジン搭載で、最適なテスト環境を構築

「DT10 Automotive Edition」では、SciTools社製の構造解析エンジンを搭載しています。その構造解析エンジンにより、プログラムを解析し、プロジェクト内の関数呼び出し関係や、関数の処理構造などの情報を取得します。それにより、統合テストフェーズで求められているカバレッジ計測を実現するためのテスト環境を正確に、効率的に構築できます。

●MC/DC、コールカバレッジなど高度なカバレッジ計測に対応

「DT10 Automotive Edition」では、規格で求められる各種カバレッジ計測に対応しています。特に、「MC/DC」「コールカバレッジ(Caller/Callee)」は、「DT10 Automotive Edition」のみ対応している機能です。様々なカバレッジを、動的に一挙に計測することができます。

▼DT10 Automotive Edition で計測可能なカバレッジ
・ステートメントカバレッジ(≒C0カバレッジ)
・ブランチカバレッジ(≒C1カバレッジ)
・関数カバレッジ
・コールカバレッジ(Caller/Callee)
・MC/DC

DT-Win

組込みソフトウェア開発向けの「DT10」に対し、「DT-Win」はWindows アプリケーション開発向けの製品です。Windows アプリケーション開発に特化しているので、導入はとても簡単に行えます。Visual Studioのプロジェクトから各種設定を簡単にインポートすることができます。

●メモリリーク解析

DT-Winで特にご紹介したいのは、メモリリーク解析のための機能「メモリスコープ(※)」です。解放のタイミングおよびアドレス、サイズをリアルタイムで取得し、実際の動作に合わせたメモリ使用量を把握します。さらに、動的テストツールですので、リリース ビルドでメモリリーク解析を行うことができます。(※C、C++ のみ対応の機能です。)

DT-Storage

「DT-Storage」のハードウェアは、「SDストレージモード」を搭載した「Dynamic Tracer Storage(※)」です。PCを使用することなくSDカードに直接トレース結果を保存することができます。また、アプリケーションは「DT10」と共通で、様々な解析機能を使用することができます。(※接続方式は、「非同期バス接続」「汎用ポート接続」から選択可能。)

●複数台で効率的にデータ収集

「DT-Storage」を使用すれば、ハードウェアのみでトレースデータの取得ができます。例えば、テスト・検証部門に、「DT-Storage」のハードウェアを渡して、複数台で効率的にトレースデータを取得してもらい、その取得したデータを開発部門でまとめて解析する、という使い方が可能になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。動的テストツール「DT」シリーズの各製品の特徴をご紹介してきました。最後に、各製品がどういった方にオススメなのかを、ざっくりとまとめた表を掲載しておきます。セミナー参加やお問い合わせの際の参考にしていただければと思います。

※あくまでも参考です。もしご興味をお持ちいただきましたら、ヒアリングの上、弊社から最適な製品をご提案いたします。

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