こんにちは!2025年11月19日(水)〜21日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催された組込み技術とIoTの専門展「EdgeTech+2025」に、今年も出展しました。
「組込み開発の未来を拓く」をテーマに掲げた今年の展示会は、生成AIの急速な普及に伴い、“現場がどう変わるのか?”への関心が例年以上に高まり、会場全体が熱気に包まれていました。今回は、立ち見が出るほど盛況だった弊社講演と、実機検証や開発効率化への関心が高まった展示ブースの様子を、まとめてお届けします。

CONTENTS
生成AI時代の品質課題を語った満席講演

21日に実施した弊社講演には、予想を大きく上回る皆さまに足を運んでいただきました。会場は満席となり、立ち見が出るほどの盛況でした。お忙しい中ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
講演タイトルは「バイブコーディング時代における組込みソフトウェアの品質確保の本質 – 生成AIをオンチップ開発で活用するためにおさえたいポイント3つ」。生成AIの登場によって、開発スピードやプロセスそのものが変わり始めた今、組込み開発ならではの「品質確保の壁」や「人材構造の歪み」が浮き彫りになってきています。
講演では、
といった内容を、具体的な事例やデータを交えて解説しました。

講演内容の詳細は、以下の記事でご紹介しています。
「AIを使ってみたけれど品質が不安」「生成されたコードの検証方法が分からない」「チームのスキル格差に悩んでいる」そんな課題を感じている方に、ぜひご覧いただきたい内容です。
バイブコーディング時代の組込み開発
品質と速度を両立する3つのポイント

生成AIの急速な普及により、加速する組込み開発。バイブコーディング時代に品質と速度を両立するための実機テスト自動化、人材育成、統合運用の3つのポイントを解説します。
「速度と品質の両立」を実感できる展示ブース
展示ブースには、「実機テストの自動化」や「開発効率化」に関心を持つ方、過去に弊社製品をご利用いただいた方など、多くの来場者で終日にぎわいました。今回のテーマでもある「バイブコーディングの速度と品質の両立」を軸に、各製品・サービスを紹介しました。
ブースでは、製品展示だけでなく、講演テーマに関連するパネルや冊子、気軽にお手に取っていただけるお役立ち資料もご用意しました。



AUTOmeal|実機テストを自動化し、即時検証を可能に
組込み開発向けテスト自動化プラットフォームAUTOmealは、実機テストを自動化し、テストシナリオをノーコードでスクリプト化できるプラットフォームです。


この仕組みにより、AIが生成したコードを即座に実機で検証し、開発者の集中を途切れさせない「即時フィードバック基盤」を構築できます。CI/CDパイプラインに統合することで、品質を担保しながら開発スピードを加速し、バイブコーディングの本質である「速度と品質の両立」を実現します。
AUTOmealの製品概要はこちら動的テストツールDT+|動作検証を効率化し、品質改善を加速
動的テストツールDT+は、実機から取得したトレースログを解析し、CPU負荷やタスクスケジューリング、リソース使用状況をリアルタイムで可視化するテストツールです。


AI生成コードは、性能や確定性の評価が難しくなるリスクを伴いますが、DT+を活用することで、こうした課題を迅速に検証できます。性能ボトルネックの特定や、複雑な実行経路の可視化により、品質改善を加速し、開発者の認知負荷を軽減します。
これにより、バイブコーディングのスピードを維持しながら動的な品質検証を構築することが可能です。
AUTOmeal × DT+ 連携デモ|品質と速度の両立を体感
また、AUTOmealとDT+を組み合わせた連携デモも実施しました。これらを組み合わせることで、AI生成コードの品質を即座に評価し、開発サイクルを劇的に短縮できます。

組込みソフトウェア検証支援サービス
展示では、組込みソフトウェア検証支援サービスのパネルや説明資料もご用意しました。このサービスは、属人化しがちなテスト設計や時間のかかる手動テストを効率化し、品質向上を支援します。


単体テストの導入から性能評価、処理性能の可視化、継続的なテスト運用まで、当社エンジニアが導入から検証まで一貫してサポート。開発工程を踏まえた検証提案により、スピードと信頼性の両立を実現します。
バイブコーディングの速度を品質に変換するためには、ツールだけでなく「使いこなせる人材」が不可欠です。当社のサービスは、現場に寄り添いながら、お客様がツールを最大限活用できる検証体制を構築し、品質確保を支援します。
現場のリアルな声
会話の中では、「実機テストの自動化ってどうやるの?」「オシロを見ながら苦戦している。」「現場でしか出ない不具合があって…。」 「レガシーシステムの対応に課題を感じている」など、まさに現場の温度が伝わるリアルな声がたくさんありました。こうしたお話をじっくり伺えたことで、私たち自身も“現場に本当に必要な価値”をあらためて実感する場となりました。




まとめ
今回のEdgeTech+2025では、生成AIがもたらす開発スタイルの変化と、組込み開発ならではの課題がより鮮明になりました。
展示会を通じて強く感じたのは、「AIを味方につけたい 」「でも品質は落とせない」「実機検証の負荷は限界」という現場の“リアルなジレンマ”です。 その解決策として、私たちは 「実機検証の徹底 × 判断力を持つエンジニア育成」 という統合アプローチをご提案しています。
ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 講演資料・展示内容の詳細、あるいは貴社の開発課題に関するご相談があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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