2026年10月21日(水)〜23日(金)の3日間、幕張メッセで開催された「Japan DX & AX Week 秋 2026」。ハートランド・データは、日本ノーベル株式会社のブースの一部をお借りし、実機テストの効率化に向けたデモを展示しました。

ソフトウェアを更新するたびに、実機のボタンを操作し、画面の変化を一つずつ確かめる。日々の検証で、こうした繰り返し作業に時間を取られている方もいらっしゃるのではないでしょうか。確認を省くわけにもいかない一方で、もう少し手作業の負担を減らせたら、と感じる場面もあると思います。

また、見た目には正しく動いていても、処理にかかる時間やソフトウェア内部の負荷まで変わっていないとは限りません。操作の確認に加えて性能面も調べたいけれど、そこまで手が回りにくい。今回の展示では、こうした課題に向けて、実機操作の自動化と動作・性能データの取得を組み合わせたデモをご紹介しました。

本記事では、会場に足を運べなかった方や、ブースをゆっくりご覧になる時間がなかった方に向けて、当日のデモの流れと使用したツールをお伝えします。ご自身の現場と照らし合わせながらお読みいただければ幸いです。

 

「Japan DX & AX Week 秋 2026」とは?

「Japan DX & AX Week 秋 2026」の案内板と、会場を行き交う来場者

「Japan DX & AX Week」は、AI活用、業務改革、データ活用、現場DXなど、企業の変革を支えるソリューションが集まる総合展です。

今回参加したのは、五つの専門展の一つである「AI・業務自動化 展」。会場では、生成AI、RPA、AI-OCRなど、人が行っている業務の自動化を支えるソフトウェアや関連サービスが紹介されました。

業務の効率化やコスト削減、属人化の解消といった課題に対し、どのような方法を取り入れられるか。製品・サービスを比較しながら、自社に合う活用方法や導入について、出展企業に直接相談できるのも、この展示会の特徴です。

 

展示テーマ「自動で走らせる組込みのテスト」

さまざまな業務の自動化が紹介される中、私たちが焦点を当てたのは、「組込み開発の実機テスト」です。

操作に対して画面や機器が意図したとおりに動くかという「機能面」と、処理時間や負荷などの「性能面」。今回の展示では、この両方を日々の検証で確認しやすくすることを目指しました。

日本ノーベルのブース内に設けられた、ハートランド・データの展示スペース
「自動で走らせる組込みのテスト」の展示パネルと、テスト実行画面
 

実機テストの自動化から、動作・性能データの確認まで

今回のデモでは、まず画面遷移やボタン操作を含むテストを自動で実行。その間、処理時間・CPU負荷・メモリ使用量なども記録し、画面上で確認できるようにしました。こうすることで、同じ操作を手作業で繰り返す負担を減らしながら、性能を確かめるためのデータも一緒に集められます。

実機テスト中の操作ログや計測グラフを表示したモニターと、接続された評価基板

集めたデータをテスト中の操作と照らし合わせると、画面の変化だけでは分からなかったソフトウェア内部の動きにも目を向けられます。

ソフトウェアの更新後は、処理時間や負荷がどう変わったかも気になるところです。こうした変化を調べる手がかりになるのが、テスト中に取得した数値です。さらに、取得した数値を要求される性能と照らし合わせれば、画面上の動作確認だけでは分からない、性能面の要求を満たしているかどうかも判断できます。

 

実機テストの自動化・動作解析を支えるAUTOmealとDT+

次に、今回のデモで使用したツールをご紹介します。

AUTOmealのテスト実行画面と、実機テスト用の制御基板

実機操作を伴うテストを自動で進めていたのが、組込み開発向けテスト自動化プラットフォーム「AUTOmeal」です。機器の操作から動作の計測、あらかじめ決めた条件に沿った合否判定まで、人が手作業で行っていたテストの工程を自動化できます。

テスト自動化プラットフォーム「AUTOmeal」の詳細はこちら →

DT+とDT+ Portalで、テスト中の動作データやグラフを表示したモニター

そして、「AUTOmeal」でテストを実行している間のソフトウェアの動作データは、動的テストツール「DT+」で取得していました。実機上のデータを収集・可視化・解析でき、操作に応じてソフトウェア内部で何が起きていたのかを調べる際に役立ちます。

動的テストツール「DT+」の詳細はこちら →

 

まとめ

改めまして、当社展示にお立ち寄りいただいた皆さま、ありがとうございました。

今回は「自動で走らせる組込みのテスト」をテーマに、AUTOmealによる実機操作の自動化と、DT+による動作データの取得・解析をご紹介しました。

日々繰り返している操作の負担を減らしながら、画面を見るだけでは分からない性能の変化も確かめる。今回の展示が、皆さまの現場での検証方法を見直すヒントになれば幸いです。

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